私がYouTuber（仮）になった、あの日

はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」

2021年7月19日（月）はてなブログデビューしました。

皆さん、こんにちは！こんばんは！
ゲーム実況YouTuber（仮）の坂本と申します。

私自身初のブログ作成ですが、何をどの様に書いたら良いのか、右も左も分からない状態です。。。しかし、難しい事は考えずに自分の思った事や考えた事を素直に書き留めることが出来れば良いのかなって思います。

今回は、はてなブログが20周年を迎えたという事で『はてなインターネット文学賞』を開催！おめでとうございます！

ページを見てパッと目に付いた「記憶に残っている、あの日」というテーマで、私がゲーム実況YouTuber（仮）になるまでの記憶をここに記したいと思います。

2021年4月30日（金）3年間勤めていた会社を退職しました。

退職した理由は様々ありますが、その理由の一つに『自由になりたい』という考えがありました。

『自分の好きな事を思う存分たくさんやりたい』
『好きな時間、好きな場所で仕事をしたい』
『自分にしか出来ない事をしたい』etc.

私は、会社員だった当時に色々な想いが浮かんでは消え、何もかもフワフワした状態のまま、何を思ったのか気付いたら上司に突拍子もない事を口にしていたのです。

坂本『私、会社辞めます。』

坂本『私、3月末で退職したいと考えています。』
上司『一体急にどうしたんだ？何か嫌なことでもあったのか？』
坂本『いや、特に何かがあった訳ではなくて、前々からずっと今の仕事について考えていて、今の様な仕事ではなく、自分にしか出来ない様な専門性の高い仕事と言いますか、とにかく新しいことをしたくて、転職したいと考えています。』
上司『何か他に転職先のあてでもあるのか？』
坂本『特に決まっていません。』

一体何を言い出すのかと思ったら、急に会社を辞めたいと言われて、理由を聞いたら何か新しい事を始めたいって思っているけど、具体的には何も決まってないって。。。

上司は『いきなり何を言ってるんだコイツは？』って思ったことでしょう。何を隠そう、私自身も何を言っているのか分からなくなりました。

しかし、私の中ではもう既に意思は固まっていました。 
会社の上司や部下、周りの友人達が引き留めようとするのを押し切って、私は退職する方向へと進んでいったのです。

そして、それと同時に自分の心が揺らいでいる事に気付いたのです。
周りの人に退職理由を話すにつれて、退職手続きが進むにつれて、段々自分の前向きな気持ちが霞んでいったのです。

『この選択は本当に正しいのだろうか』
『本当にこれが私の望んでいる道なのだろうか』
『会社の人達に迷惑をかけるのではないか』etc.

一度は決心したはずなのに。私の心の中で色々な想いが錯綜し、迷いが生じていたのです。
そして、これから会社を辞めた後、本当は自分が何をどうしたいのか分からなくなっていったのです。

YouTuberに！！！俺はなるっ！！！

色々な事を考えている内に気付いたら退職の日が迫っていました。

もう後戻りは出来ない。

会社という大きな盾が失くなったら、もう上司や部下の力は借りられない。
これからは自分で自分の身を守れるようにならなければいけないという強いプレッシャーを感じました。

自分の意志で退職を決めたはずが、自分ではない誰かのせいにするような半ば諦めるような形で退職日を迎えようをしていたのでした。

結局、私が本当にやりたかった事は何なのか。
自分の今後のキャリアや人生等、色々考えていた時に、ふとあるフレーズを思い出しました。

『好きなことで、生きていく』

そうだ、これだ。

諦めが、希望に変わったような気がした。
今の会社を辞めることで、きっと悪いことも良いことも同時に起こるのだろう。それは、私がこれから『新しい場所』に向かって進んでいく為。
その為には大切な何かを手放さなければいけない時が訪れるのだろう。

今後の人生を決めるのは、他の誰でもない。自分自身だ。

最後の出勤日だった2021年3月31日（水）

私は、3月末までの勤務を最後に、4月末まで有給休暇を消化する形で会社を退くこととなった。

最後の出勤日は、何事もなく終えた。
勤務を終えた瞬間は、これから自由になれるという解放感や今後の自分はどうなるのかという不安感等は、何も感じなかった。
正直、自分が会社を辞めたという実感も全くなかった。何とも言えない微妙な感じだったのを記憶している。

ここからが、終わりの始まりだ。

YouTuberを目指そうと思ったキッカケ

私がまだ会社員だった時に、ドハマりしていた大人気バトルロワイアルFPSゲーム『APEX LEGENDS』で自身のプレイ動画を見返してプレイスキルを磨こうとしていました。
そして、通退勤時や外出先等でも、いつでもどこでも見返せるようにYouTubeチャンネルを開設してプレイ動画を投稿していました。

最初は、ただひたすら自分の好きなゲームをプレイして、その様子を録画していただけで誰かに観てもらおうなんて思ってもいませんでした。
しかし、ただゲームをプレイしている動画を上げるだけではつまらない。

『自分以外の人にも観て欲しい。』
『自分の知識でゲームを実況、解説してみよう。』
『自分のゲームプレイで人を感動させてみたい』

これが意外と難しい。。。改善点は数え切れないくらいたくさんあります。自分で考えながら一つ一つ実践する、様々な自由があって楽しい。

ん？これが『YouTuber』ってやつなのか？

最後に

この私の『記憶に残っている、あの日』で自分の中の考えは勿論、環境も大きく変わりました。

もしかしたらあの日の選択は、間違いだったかもしれません。
正直、今もまだ自分の目指すべき道ややるべき事は何も確立出来ていません。
しかし、私はYouTuber（仮）として自由を体感することができました。これが私の本当にやりたかった事なんだと思います。

これからは、YouTubeやブログ、それだけではなく人生も、全て自由にやるんだ。自由を獲得するんだ。
そして、その過程で自分が他の誰かにとって必要とされる様な人になれるように、日々努力し、前に進んでいきます。

ありがとう。